有料老人ホームの入居費用

(1)有料老人ホームに入居するときに必要な費用
  
入居一時金というものが必要になります。大体1500〜8000万円程度で自分の部屋を確保して、有料老人ホームのいろいろな施設や介護を含めたサービスを終身利用できる権利に対して支払います。ですから、所有権ではありません。

また同じ部屋に妻や夫が入居するような場合には、300〜1000万円程度が加算されます。入居金の金額はさまざまで、立地条件(都会か田園かなど)、建物の豪華さ、共有スペースの広さや豪華さ、部屋の広さ、部屋の位置(北向き、南向き)などにより、変わってきます。

ほとんどの有料老人ホームでは入居時に「介護など一時金」として、一人当たり300〜500万円が必要になります。これは、介護保険制度にもとづき受けられる在宅介護サービスにプラスされる、有料老人ホーム特有のサービスに対する一時金です。

全国有料老人ホーム協会(有老協)に加盟している有料老人ホームでは、入居基金というものを20万円程度支払います。これは、もしも有料老人ホームの倒産などで老人ホームを出なければならなくなったときに500万円の補償がうけられる、保険料です。

(2)介護付有料老人ホームの月額の目安

管理費:6〜12万円
食費:4〜6万円
水道光熱費:2〜3万円

以上の通り、有料老人ホームは決して安い老人ホームではありません。しかしながら快適な生活と安心を求める高齢期の生き方としては、選択肢の中でも有力なものになるのではないでしょうか。


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