入居者参加型の有料老人ホーム

有料老人ホームは、すべてが入居者負担で設立、運営されています。ですから入居者の思いが有料老人ホームの運営に取り入れられるかが、大きなポイントになります。

個人の自主性をどれだけ尊重するか、不安や苦情への対応など。つまり有料老人ホームが入居者本位であるか、入居者の参加がどの程度実施されているかということです。

現実には、入居者参加が軽視されがちで、とくに快適性追求型の有料老人ホームでは、老人ホーム本位になりやすいようです。有料老人ホームにとって都合の良い仕組みややり方で運営されることがあります。

ある有料老人ホームでは、入居に関心のある人たちが、設立以前から会合に参加し、懇談会や勉強会を通して雰囲気をつくり慣れていき、入居予定者は、土地探しの段階から有料老人ホームの建設や運営に深くかかわっていきます。

食事や介護サービスの方式、苦情処理の方式に至るまで、自分達の意見を出し合います。このように絶え間ない改善を続けていくのが、入居者参加型有料老人ホームの理想的な姿と言えるでしょう。

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