有料老人ホームの選び方

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入居一時金とは

有料老人ホームに入るには高額の入居一時金が必要です。

例外的に分譲マンションタイプの老人ホームもありますが、有老協に加盟する有料老人ホームの多くは「利用権方式」であり、有料老人ホームを利用する権利が購入の対象となります。

入居後の管理費や食費を月々支払うことを条件に、自分の部屋と有料老人ホーム内の施設やサービスを生涯利用することができます。

入居一時金は、家賃の全額前払いと考えると分かりやすいでしょう。

しかし現実には何年生きるか分からないので、有料老人ホームでは一定の償却期間(7〜15年)を決めて、その期間内に退去または死亡した場合には、残金を返すことが契約書に明記されています。

これは期限付きの契約ではないので、償却期間を過ぎても追加資金を払わずに生涯住み続けることができるので安心してください。

全額前払いの家賃は、土地と建物の代金から算出したものですが、利用者の立場からすると、24時間365日の介護体制、いわゆる将来への安心に対する投資という感覚ではないでしょうか。

この権利は譲渡や転売は不可であり、相続もできません。ですから、有料老人ホームでは介護サービスの質がとても重要になります。