不安と焦りから
有料老人ホームを検討しようとする一番のきっかけは、生活と健康への不安ではないでしょうか。
また、家族にとって介護というのは、脳梗塞による麻痺などで、突然持ち上がることも多いのです。
特に介護が必要なお年寄りを対象とした有料老人ホームを希望する人は、この傾向が強いようです。
入院先から早く退院して欲しいと促され、自宅で生活できず、特別擁護老人ホームにも入れないということがわかり、焦りながら有料老人ホームを探している家族も多いのが現実です。
しかし、ここが注意してほしいところです。不安や焦りを抱えたままでは、無意識のうちに、早く不安から解消されたい、どこの有料老人ホームでもいいから早く決めたい、という気持ちになります。
こうなってしまうと、有料老人ホームの良い点ばかりに目がいってしまったり、ホームを詳細に時間をかけて検討したり、他の有料老人ホームと比較したりすることができなくなり、トラブルやリスクなどの悪い点から目を背けてしまうことになってしまうので、気をつけましょう。