有料老人ホームの不平、不満の扱い
有料老人ホームのホームページやPR誌、交流誌を見るとまず目につくのが、ほめ言葉や良い点です。
しかし、有料老人ホームに入居を考えている人たちの本当に知りたいことは、むしろすでに入居している人たちの不平や不満、苦情ではないでしょうか。
実際どのような問題があるのか、それに対する有料老人ホームの対応や、どのような改善がなされているのか、が大切になります。現在はマイナスな点があってもそれをプラスにできれば、その有料老人ホームの強みになるのです。
苦情などを書くのは有料老人ホームにとっては勇気のいることで、自信と謙虚さがなければできないでしょう。しかし、それが有料老人ホームの信頼につながるのです。
有料老人ホームのホームページや誌面にはこのような視点で目を通すと、有料老人ホームの運営にかかわる経営者の理念や姿勢を見ることができます。編集担当者の態度や思いも表れやすいものです。この点を見逃さないようにすれば、有料老人ホームの外から見えない部分が見えてきます。